夏目漱石 吾輩は猫である (青空文庫)
「あれでも、もとは身分が大変好かったんだって。いつでもそうおっしゃるの」「へえ元は何だったんです」「何でも天璋院様の御祐筆の妹の御嫁に行った先きの御っかさんの甥の娘なんだって」
天璋院(=篤姫)は、猫の隣家に住まう粋筋と思しき二絃琴の御師匠さんですら、そのご威光にあやかろうとした方だということはわかります。
ただ、ちょっと唐突な印象が否めなかったのですが、Wikipediaに下記のような記述がありました。
天璋院 (Wikipedia)
愛犬家であり、結婚前には狆を多数飼っていた。しかし、夫・家定が大の犬嫌いだったために大奥入り後は猫(名はサト姫)を飼っていた。その猫を世話をしていたのは、天璋院と共に大奥を統轄していた御年寄・瀧山の姪・大岡ませ子である(参考『花葵-徳川邸おもいでばなし』ISBN 4620312347)。
「瀧山」と云えば浅野ゆう子。今度は稲森いずみ。
いや、それはどうでもよくて…。
漱石があの小説を書いた頃には常識だったのでしょうけど、とにかく猫ともお付き合いのあった人だということはわかりました。