なんだかよくわからない微妙なところに落ち着くのが通例なので、ノミネートワードも含めて特に感想はありません。
ただ、そんな私でも今年の後半から耳に残っているのが、『いいえ、ケフィアです。』というフレーズです。
一般には流行していないようですが、Web上ではよく目にします。特にニコ…(以下略)
このフレーズはCM中で「ヨーグルト?」という問いかけに応じるように提示されているのですから、穏当なはずなのですが、これだけが取り出された途端にその強引さが心に残ります。
過去にこれと同じような印象を受けたのは、1972年に発表された「さそり座の女」でした。
はじめてこの歌を聴いたときに子供ごころに「これはすごい」と思ったことを覚えています。どういう言葉に対する「いいえ」なのか、詮索しようとする気持ちすら失せる「いいえ」です。そんな「いいえ」から始まる歌詞なんて、普通の感覚ではありえません。
この出だしのワンフレーズに「さそり座の女」がすべて凝縮されています。
あまり聞き覚えのない作詞家の斎藤律子さんという人はすごい才能だと思いました。そう思って軽く検索してみたのですが、「さそり座の女」との関連以外では同氏に関する情報はWeb上では見つかりませんでした。せいぜい「さそり座の女」自体がもともとB面で企画されていたらしい…という情報ぐらいしかありません。
「3日間お試しセット」で有名なあの化粧品も似たようなところを狙ったCMを打って久しいですが、浸透し過ぎたせいか、もう心には刺さってはこなくなりました。
