PamGau
Web周り、サッカーの話、ときどきヌコ

ポアンカレ予想の思考実験とミツバチの「プラズマ状態」

前記事「ポアンカレ予想に関する思考実験」からの続きです。

重ねてお断りしますが、これ以降に書いた内容は科学的根拠などまったくない譫言です。ただ、譫言にしては興味を惹かれたので書き残しておきたいと思いました。

夢は「先生」格の人物との会話によって進みましたが、もはやセリフは忘れてしまったので、話の流れを「追記エリア」に書き起こしました。


先に紹介した思考実験の最後はロープを手繰り寄せる作業を行いますが、その際、人間の普通の観測態度では正常な結果が得られないのだそうです。

ここで「先生」は、いきなりミツバチの生態を持ち出してきました。

すなわち、ミツバチはその行動に応じて、「プラズマ状態」と「非プラズマ状態」というふたつの状態を遷移します。

「プラズマ状態」とは、巣を同じくする一族の全ての個体がひとつの生命体のように振舞う状態を指し、「非プラズマ状態」とは各個体が独立して行動している状態を指します。実際のところ、ほとんどの生物はこの「非プラズマ状態」にあります。

そして、件の思考実験の結果を確認する際には、人間も「プラズマ状態」でなければならないのだそうです。

では、一体どうすれば人間もその「プラズマ状態」になれるのか、また「プラズマ状態」にどういう意味があるのかと、私が問うてみたところ、「先生」は直接答えるでもなく、以下のようなレクチャーを始めました。

アリの話です。

一般にアリが同じ巣にいる仲間にエサのありかを伝達するために、「道しるべフェロモン」を分泌することことはよく知られています。エサを見つけた個体が巣へ帰還するまでの間、「道しるべフェロモン」を断続的に体外に分泌し、経路に残します。他の個体はこの先達が残した「道しるべフェロモン」を辿って巣からエサに到達します。この習性は全ての個体において共通であって、先達に導かれてエサに到達したアリもまた、エサのある場所から巣に戻るまでの間に「道しるべフェロモン」を分泌します。こうしてエサに至る経路にはたくさんの「道しるべフェロモン」が付着し、大勢の個体をエサの取得作業に動員できます。

ところがミツバチはどうでしょう。

エサ (この場合は蜜を出す花) を見つけて巣に帰還した個体は、エサのありかを仲間に知らせるためにダンスを踊るという説がもっとも有力です。エサにありついた個体が巣の中で尻 (腹) を振りながら、円形や八の字形に移動することで、自分が到達したエサへの方角や距離を他の個体に伝達するものとされています。

アリはホルモンの分泌。一方、ミツバチはダンス。

女王を頂点とし、巣別れの儀式を行うなど、類似した社会構造をもつアリとミツバチにあって、エサのありかを仲間に伝達する手段があまりに異なっているとは思いませんか?

確かに、空中を飛翔してエサに到達するミツバチはアリの手法をそのまま使えないことは理解できます。ところが逆に、仲間にエサのありかを通知するのにダンスを踊る種族のアリが存在してもおかしくないのに、そのような例は報告されていません。

ミツバチは本当にダンスで仲間にエサの所在地を伝達しているのでしょうか?

「プラズマ・非プラズマ状態」の仮説は以下のようなものです。

エサを求めて放浪している間、ミツバチは「非プラズマ状態」にあります。個体に備わっている感覚器官を働かせつつ単独で飛翔し、エサを探し当てます。ここまではわれわれ人間 (の祖先) が食物を求めて彷徨うのと同じです。

ところが、エサに到達したミツバチは「プラズマ状態」へと遷移します。ちょうど、アリが「道しるべフェロモン」の分泌を開始するタイミングに相当します。

「プラズマ状態」にあるミツバチは、そのときに同じく「プラズマ状態」にある他の個体とそれまでの経験を共有します。エサから巣に戻るまで、あるいは巣に戻ってから再びエサを求めて巣を離れるまでの間、「プラズマ状態」を維持することで、巣からエサに至る方角・距離に関する経験を共有するのです。

で、このような「プラズマ状態」に人間がならない限り、ポアンカレ予想に関する思考実験を行ったとしても、真実を知ることはできないと「先生」は断言しました。

では、重ねてどうすれば人間は「プラズマ状態」になるのかと私が問うと、「先生」は私から目を背けた後、遠くを見つめながら、こうつぶやきました。

『猫が目をつぶるでもなく、ボーッとしてどこを見ているかわからないときがあるでしょう。あのときのような状態であればいいのです。』

夢はここで終わりました。

まとめ

今から40年近く前の子供の頃に見た昆虫図鑑には、既にミツバチはダンスで仲間にエサのありかを伝達する旨の記述はあったと記憶しており、その点での予備知識はありました。

そしてこの記事を書くに当たって、ミツバチのダンスに関して少し検索してみたところ下記のような記事がみつかりました。

「ミツバチはダンスで情報伝達」をレーダー実験で立証 (WIRED VISION)

実際にはダンスに頼らず自力で蜜を見つけているのではないかと科学者たちは考えるようになった。

私は上の記事は今日になって初めて読んだものであり、ダンスによる伝達自体を疑う考え方があったことを知りませんでした。まあ、夢のようなオカルトチックな話ではありませんが…。

ただ、下記のような記事も目にすると、「プラズマ状態」もまんざら見当外れでもないような気もします(嘘)。

双子はやっぱり検索数の動きもいっしょ? (Yahoo!検索ランキング)

猫の話はオチだったのでしょう。

"ポアンカレ予想に関する思考実験" « Home » "京都・大原のヌコ"

TrackBack

ご注意
当分の間、トラックバックの受信を行わないことといたしました。過去に戴いたトラックバックのリストについてはそのまま保持いたします。
トラックバックはありません

Comments

コメントはありません。
ご注意
当分の間、JavaScript が有効でないとコメント投稿できないようにします。スパム対策であって、投稿される方の個人情報を取得する目的ではありません。悪しからずご了承ください。
Recent Entries
裸の英会話
RubyでProject Euler - Problem 59
RubyでProject Euler - Problem 58
RubyでProject Euler - Problem 57
RubyでProject Euler - Problem 55, 56
RubyでProject Euler - Problem 54
RubyでProject Euler - Problem 53
RubyでProject Euler - Problem 52
RubyでProject Euler - Problem 51
RubyでProject Euler - Problem 50
Links
PamGau 系
PamGau::Memo
PamGau::Dust
PamgauSigh Wiki
はてなブックマーク
パンパでガウチョ
kyorecobaのdel.icio.us
BLOGNAVI
XREA.COM
VALUE-DOMAIN
PHP ver 4.4.2
Powered by Nucleus CMS Creative Commons
feedberner banner この日記のはてなブックマーク数
BlogPeople
あわせて読みたい