昨日の朝、家を出ると頭上で「カァカァ」という声が聞こえてきました。思わず見上げると次の辻に立つ電柱のてっぺんに一羽のカラスが止まっていました。
その辻までは40メートルぐらいの距離があるのですが、カラスはこちらを向いていたらしく、ちょうど玄関を出たばかりの私と目が合いました。
すると、カラスはプイと向きを変え、私に尻を向ける格好で再び同じ口調で「カァカァ」と鳴きました。カラスの鳴き声の意味は地方によって異なるそうですが、向きを変える動作をしたので私には縄張りを主張しているように感じられました。
さて、私の通勤経路はその辻で電柱の方向に曲がらなければなりません。つまり、カラスのいる電柱の真横を通過することになるわけです。何気なくそのまま歩を進めながらも、少しいやな予感がしました。
電柱まであと15メートルぐらいのところで、とっさに電柱から離れるように道の反対の端に寄りました。
次の瞬間、カラスの尻から放出された大量の排泄物が夕立のようにアスファルトを叩きました。かなり広範囲に飛び散ったところからして、糞というよりも大量の尿が混じっていたようでした。
放出の瞬間を目撃することはできなかったのですが、糞尿の落下した位置は電柱から私の家に向かって5メートルぐらいであって、何も考えないまま歩いていくと私は確実に「被弾」していたことでしょう。回避動作をとったおかげで私に被害はありませんでした。
明らかにカラスは意図をもって私を「爆撃」し、その意図を察した私はすんでのところで難を逃れたことになります。本当に危ないところでした。
ひょっとするとカラスは当家の玄関を見張っており、件の電柱の脇を通る私をピンポイントで狙ったと…。
心当たりがないでもありません。いまを遡ること2ヶ月、庭に侵入したカラスをホウキで追っ払ったことがあります。傷を負わせるようなことはしていないのですが、カラスは一度塀の上に止まり、私と目を合わせてから飛び去りました。そのときも昨日の朝もメガネはかけていたので、もし同じカラスだったとしたら特定されていたという推測は成り立ちそうです。
あるいは考えすぎなのだとすると、なかなか複雑な遊びをするカラスのことですから、「ゲーム」ということも考えられます。
人に糞尿を浴びせかけ、いやがる様子を見下ろして楽しむのです。電柱上で排泄したところ、たまたま下を通りかかった人に命中した経験が面白かったとか…。
いずれにしても、これからはカラスの真下を通過する際は細心の注意が必要なのだと思いました。ただ、やつらのことですから、避けようのないほど細い道にある電柱で黙って待ち伏せられていたら対処に窮することでしょう。
皆様もお気をつけ下さい。