グループリーグ(GL)の全日程が終了し、決勝までの組み合わせが右図のように決定しました。
日本の属する「山」は、豪州・サウジアラビア・ウズベキスタン。滑りこみでベスト8に入った韓国の「山」は、イラン・イラク・ベトナムとなり、微妙なバランスの良さを感じます。
GLでの日本代表で気づいたことを考えてみます。
そもそも、自分が気温37℃の環境でなにがしかの仕事を行う必要に迫られたとして、一体どれほどのことができるかを想像するに、ここまでの日本代表はとてもよくやっているとしか云う他ありません。
しかも彼らの大半は、この大会の直前までほぼ週2日ペースで開催されるリーグ戦他の試合に常時出場し、大会に向けての準備期間を設けないそのまま流れでカタールとの初戦に臨みました。
初戦を終えてのオシム監督の談話の中で印象的なフレーズがありました。
驚くべきことに選手たちはフットボールをしていた。
練習での各選手の動きを見てきたオシム監督からこのような言葉が出る方がずっと「驚くべきこと」であって、最初はボスニア流の皮肉かな…とすら思ったのですが、言葉どおりの意味だったわけです。酷暑の季節にも公式戦のあるJリーグクラブの監督経験を持つオシム監督であっても、およそサッカーをやることは考えられない環境に適応してなんとかしそうな各選手のパフォーマンスに正直驚いたのでしょう。
初戦を終えたところで、それまでの合宿や親善試合では得られなかった手ごたえをオシム監督は感じたのでしょう。だからこそ、ロッカールームでの怒号だったのでしょう。
なんとかGLを勝ち抜いた今、難敵の豪州対策を練りつつも、記者会見での言葉の裏で優勝まで見据えていると思います。
PK戦になったときのオシム監督はどんなふうに見つめるのでしょう。
蛇足ながら、GLで敗退した国の中でインドネシアが印象に残りました。FWにいい選手がいるので、仮にベトナムやタイと戦っても勝つのではないかと思いました。ひょっとしたらイラクにも…。