今日の日本代表、バラエティに富む5ゴールでした。
特に1点目、相手選手を背負いながらもCKをワンバウンドで右足アウトに合わせた鈴木啓太のゴールは他の4ゴールと比べてもとりわけ技巧的であり、試合会場だけでなく、ベトナム全土に「サイゴン陥落」以来の強烈なインパクトを与えました。
冗談はさておき…。
試合の立ち上がり、ベトナムがボールを保持すると異様に高まる歓声に反発するかのような「冷淡な」対応でした。審判の判定基準もまだ掴みかねる時間帯にあって、歓声に煽られて過剰な対応をしないようにしていたように見えました。
ベトナムの選手は、この暑さ(37℃!)の中、ちゃんとパスアンドゴーのある勤勉なサッカーをやっていて感心するとともに、これが続くと、とても厄介だと思いました。
ただ、1点失った後、すぐに左サイド深い位置で相手DF1枚を置き去りにした中村俊輔が上げたクロスを高原がカブって、ファーに詰めた巻が胸で押し込む同点ゴールで取り返しました。このゴールが出るまでの数分間がこの試合の中で一番わくわくしました。
試合後の談話によれば、中村俊輔は本気の出しどころをスコットランドに行って覚えたわけですね。
あそこで妙な形で回していたら、はまって前半を1-0で終わっていたかもしれない。そうだったら厳しかった。
同点にしてから以降は相対するベトナム選手の「引き出し」もわかってきたこともあって、守備に回っても安定したプレーが続き、試合を支配することができました。
ダフ屋がボリ過ぎだったのか、ベトナム全国民注視のカードにしてはちらほら空席が見えたのですが、どうだったのでしょう。ホーチミンで行われたもうひとつの試合でも、UAE のチャンスに大きな歓声が沸いていたようで、熱心な応援の甲斐があってベトナムの決勝トーナメント進出が実現しました。
次の対戦相手はオーストラリア。少し涼しかったことが幸いしてGL3戦目、タイから4点取って復調気配とはいえ、緩慢な印象は拭い去れません。ビドゥカへのボールの供給をいかに絶てるか…という点がポイントかなぁ。