第9回バレンタインどきどき、ワクワク川柳傑作選(メリーチョコカムパニー)
「チョコ」というキーワードが必須なのでしょうか、全体にほのぼのとした作品が主流です。
わたしは下記の作品に目を惹かれました。
バレンタイン 値段見破る 目利き妻 女性/40歳/営業事務/ 福岡市
まあ、これだけ続いてきた行事ですから誰でも目利きになったりします。ただ、妻としては贈る側の念の込めようについても目利きでないと意味がないわけです、この場合。
義理チョコのお返しの面倒を見てくれる奥さんもいたりしますが、あれは実は"Emotion laundering(=感情洗浄)"を担っていたいのでしょう。

では、ちょっと返句。
目利き妻の ハッとした顔 見逃さず
夫が差し出すいくつかのチョコの値踏みをしていると、妙に念のこもった逸品が混じっていたようです。一瞬、警戒心が芽生えかける妻…。ですが、すぐにいくらでもそれを打ち消す理由があることに気づき、元の表情に戻ります。
一方、気のない振りをして、よそごとをしながらも妻の表情を盗みみていた夫には、この変化が増幅されて入力されます。男はバカですから…。