自分の価値を下げるひと言(ネタフル)
「私は頑張っているんです」
「それはわかっています」
「こう言ってありますから」
例示されている言葉に潜む共通のキーワードは『被害者』かな。
これらの言葉には『自分は悪くない。悪いのは自分に非協力的な周囲の人間や自分を評価しないあなただ。』というメッセージが仕込まれています。というか、これらの言葉の受け手にしてみれば、そうしたメッセージしか感じ取ることができません。
つまり、本来訊きたかったことの答えが得られないばかりか、『お前が悪い』と云われているに等しいわけです。
ここで冷静な受け手ならば、質問を変えるとかして「やりとりのつなぎ直し」を図るのでしょうが、もちろんこれは無駄な手間に他なりません。
逆に受け手も問題を抱えている場合だと、最悪『泥沼の心理ゲーム』に陥ります。そうなるとなにも生み出さないばかりか、壮大な時間の無駄が発生します。会社であれば、大損害です。
というわけで、このような言葉を発している間は低い評価しか得られないのもやむを得ません。
ところが厄介なことに、いくら言葉遣いだけに気を付けていても、自分自身を『被害者』の立場に追いやっている限り、立ち居振る舞い、表情、声の抑揚などなど、言葉以外でもこうしたメッセージは伝わってしまうものです。
こうした状況を改善するためには、結局は自分の抱えている問題を解決するしかありませんが、問題そのものに気づいていない場合も多いものです。そうした場合は、問題そのものを特定する作業も必要になってきます。