元々「成分解析」って「○○の半分は優しさでできています。」という鎮痛薬のキャッチコピーのパロディであって、それとNHKとの対比が妙に印象に残りました。
鎮痛薬はこのほかにも「胃に優しいのに早く効く」というフレーズもあり、しきりに「優しさ」を強調しています。
まず、古来より鎮痛薬に必要な消炎作用をもつ物質として知られていたのがサリチル酸です。「亀の子」のオルソの位置に水酸基とカルボキシル基がくっついたやつ…。と、文章だけで書いても分からないでしょうから、そこはWeb2.0の始祖っぽいところでどうぞ。
サリチル酸(WikiPedia)
割と単純な構造で高校で習う有機化学レベルでも教わる化合物です。ただ、単純な構造の物質ほど生体に強烈に作用し、上のページにも書いてある通り、このサリチル酸はとても酸性が強く、普通に服用すると胃に孔があきます。
そこで多少なりともこの強酸性を和らげたのがアセチルサリチル酸。ドイツのバイエル社が工業生産に成功し、アスピリンとして商標登録しました。その後、第一次大戦でドイツが負けたので取り上げられてしまいます。詳細はこれもまた例のところをご参照。
アスピリン(WikiPedia)
とはいえ、アスピリンですら服用すると胃が荒れるので、さらに製薬会社は薬効をなるべく落とさずに副作用を和らげるのに、いろいろと工夫を重ねてきたわけです。